レースオフィシャルとして、大会運営に携わってみてはいかがでしょうか?
VICICはクラブとしての単独主催レースも多数開催しておりますが、他クラブ、そして各サーキットのレース運営にも協力しております。もしあなたがレースオフィシャルの活動に興味をお持ちであれば、VICICはその可能性をひろげることができると思います。以下にその具体的な内容・項目に関しご案内申し上げます。


■ レースオフィシャルとは
ビクトリーサークルクラブ(VICIC)では、JAF公認クラブとして 1974年創立以来入門カテゴリーから全日本選手権までの幅広いクラスの自動車レースを開催しております。
そのレースを運営する際に必要とされるのが競技役員、即ち私共がレースオフィシャルと総称しているスタッフの力です。
例えば富士スピードウエイなどにおいて全日本選手権を開催する際には、VICIC他複数のJAF認定クラブからボランティアのオフィシャルが集まり、200人以上の体制で競技を運営します。レースの様々な側面を体験することができ、またレースファンの仲間が増えることはうけあいです。




■ レースオフィシャルは、具体的に何を行っているのか?
主に次の5つのセクションに分かれて活動します。

技術委員  競技車両の検査担当。
計時委員  競技車両のラップタイム計測。競技結果表の作成。
コース委員  コース周辺の監視ポストにて、レース状況に応じてフラッグの掲示をする。停止、
 あるいはクラッシュした車両にたいするレスキュー活動等の実施。
ピット委員  ピット監視及びスターティンググリッドでの競技車両誘導、 管理。
パドック委員  パドックとコース間における円滑な競技車両の誘導。

レースオフィシャルは、スポーツのレフェリーです。全日本選手権タイトルのかかった競技会もあるので、ある程度の責任と危険を伴うボランティア活動であるとの認識が必要です。
どのセクションの活動も、正確な判断力と組織力が必要とされます。活動セクションの選択についてはできるだけご希望に沿うように致しますが、セクションによっては定員いっぱい、また活動を始めてから個人的に向き・不向きが出てくる場合もありますので、プロ競技の審判員として不適正なオフィシャルに対してはセクションの移動などをしていただく場合もあります。


■ レースオフィシャルに必要とされる資格、及びその取得方法
オフィシャルを始めるにはJAF発行の「公認審判員ライセンスB3級」が必要になります。これは18歳以上の方で、そしてBライセンス講習会を受講すればどなたでも取得できます。ライセンス講習会受講後、もよりのJAF地方本部・支部の窓口にてライセンス発給の手続きを行ってください。
なおライセンス講習会の日程についてはJAFにお問い合わせください。


■ レースオフィシャルの活動パターン
実際のサーキットでの活動スケジュールは大会によって異なりますが、大体土曜日の早朝6〜8時に現地集合することからはじまります(よってクルマ以外の交通手段はほとんど不可能です)。それから夕方まで活動し、夜は主催者が用意する旅館に宿泊して、日曜日はレース終了後、解散(16〜17時)というのが典型的なパターンです(日程の例外はあります)。主催者からはJAF規定に定められた交通費程度の役員手当てが支給されます(宿泊費、食費は主催者が負担します)。
VICICクラブ員は、仲間と楽しく活動をしており特にサーキットや宿泊先でのモータースポーツ談義では30年以上のキャリアを持つ方もいます。